昭和58年に設立された無限庵は、山中温泉の有名なこおろぎ橋を渡り、なお坂道を上がった所にあります。新家信幸氏の意思で財団法人「無限庵」の所有に移り、尾形光琳の扇、古九谷、加賀蒔絵の漆器等の古美術と共に、今回は一般公開されたものです。この書院は、もと家老横山家が金沢市にあった邸内に建てた書院で、金沢より移築した建築であります。 茶の湯の風情の中で皆様の眼芯に少しでも潤いと楽しみをもっていただければ望外の喜びです。
菊慈童蒔絵平棗 平蒔絵、高蒔絵等の技法を用い、菊慈童蒔絵を配す。 菊慈童は古代中国の穆王に愛された美少年の事で菊の露を飲みいつまでも美しい姿を保ったという伝説の人物。
琳派団扇螺鈿蒔絵大棗 光琳百図の内の団扇を螺鈿を用いた蒔絵。 “光琳百図”とは、尾形光琳の豊かなデザインを酒井抱一(1761-1828)が光琳百回忌の時に光琳の絵を描き写したもの。
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